相棒猫日記

ある日突然、私の部屋のドアの前に現れた小さな野良猫。
どうして、このマンションに?
この小さな体で、どうやって階段をのぼってきたのだろう。
なぜ、このドアの前を選んだのだろう…。
その小さな一匹の猫との出会いは、目に見えない、何か大きな力が働いたような…そんな印象を今でも私の中に残しています。
小さな小さな野良猫は、私に、命の尊さと、精一杯生きることの大切さやすばらしさを教えてくれました。
手の平にのるほどの、一匹の小さな猫との出会い。
小さな体で、ひとり、一生懸命自分を守った、その強さに「頑張ったね」の想いを込めて。




■VOL.1 不思議な出会い

 猫がないている。懸命に、誰かに助けを求めるような声で。その声は、深夜にも、明け方になってもやむことなく続いていた。
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■VOL.2 小さな小さな体(出会いから2日)

 猫は落ち着いて眠ってくれた様子。心配した夜泣きなどいっさいなく、一晩中、ただただ静かな気配をただよわせていた。
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■VOL.3 カクンカクン…座ったままで眠る猫(出会いから3日)

 今日も猫と一緒に出勤。嬉しいことに、猫は目に見えて元気になっている。段ボールで爪をとぎ、おもちゃをつつき始めた。
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■VOL.4 うめちゃんのお薬(出会いから4日)

 慣れというのは恐ろしいものである。いや、この場合、有り難いと言ったほうが良いのだろう。
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■VOL.5 私の決心(出会いから5日)

 点眼薬のおかげで、少しだけ目が開き、目の下の膿の固まりもとれて、表情もかわいらしくなってきた。
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■VOL.6 うめちゃん、ごめんね。(出会いから7日)

 世の中にはきっと、はかりしれない力が働いていて、その中のひとつが私とうめちゃんとの出会い。
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■VOL.7 うめちゃんの目が大変!(出会いから11日)

 大変だ! うめちゃんの目に異変がおきている。
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■VOL.8 愛されるために生まれてきた命(出会いから12日)

 検査の結果、やはり回虫がいることがわかる。
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■VOL.9 うめちゃんの目が開いた!(出会いから13日)

 左目は生涯、半分しか開かないだろうと諦めていただけに、それは言葉にできないくらいに、とてもとても嬉しいプレゼントだ。
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■VOL.10 両目がきちんと開いているうめちゃん(出会いから15日)

 おはよう、うめちゃん。両目がしっかり開いて、かわいらしいうめちゃんだ。
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■VOL.11 うめちゃんからの鼻チュウ(出会いから16日)

 うめちゃんは、日に日に体力もついてきているようだ。
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■VOL.12 一難去って、また一難(出会いから19日)

 うめちゃんの目が開いた喜びも束の間、またまた問題発生。
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■VOL.13 苦手な錠剤投薬(出会いから20日)

 条虫駆除の薬を飲んでもらわなければならない。私の苦手な錠剤だ。
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■VOL.14 お薬、効果あり(出会いから21日)

 薬の効果あり。うんちといっしょに回虫が出てきた。まだいたのか、という感じ。
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VOL.15 警戒心がなくなってきたうめちゃん(出会いから26日)

 何の警戒心もなく、お腹を見せて眠っているうめちゃんを見ると、今も・・・
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VOL.16 パチャとの対面(出会いから27日)

 午後、車で実家に向かう。うめちゃんにはかわいそうだけれど・・・
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VOL.17 うめちゃん、パチャくん、ありがとう(出会いから28日)

 実家で暮らすパチャとの対面を終えて帰宅。
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VOL.18 ふたたびパチャくんのもとへ(出会いから34日)

 何故という、大きな理由はないけれど、うめちゃんとパチャに仲良しになってもらいたいという気持ちがあって、先週に引き続き、うめちゃんを実家に連れて行くことにした。
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VOL.19 毛づくろいは照れ隠し?(出会いから50日)

 私がベッドに入るまで、私のあとをついて歩き、「先に寝ていいんだよ」と声をかけると、その場で立ち止まり「別に待ってるわけじゃないよ」と言わんばかりに毛づくろいをはじめる。
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VOL.20 ポコン遊び(出会いから52日)

 私は真面目に仕事中。コピーをとっていた。いらなくなった小さなメモをクシャッとまるめた。足元で、私の手元をうめちゃんがとても興味深そうに見ている。
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VOL.21 ワクチン接種(出会いから53日)

 大急ぎで仕事を終わらせ、動物病院へ。 うめちゃんのワクチン接種が目的。
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VOL.22 うめちゃんと一緒のお正月(出会いから71日)

 年末年始は、うめちゃん連れで実家で過ごした。うめちゃんが、実家のパチャと会うのは、これで3度目。
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VOL.23 うめちゃんの過去(出会いから75日)

 友人に誘われ、マンションそばの小料理屋さんへ。猫さん好きのご夫妻が営む、おいしい和食を食べさせてくれるお店だ。
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VOL.24 うめちゃんへのプレゼント(出会いから99日)

 うめちゃんの話を聞いてくれた小料理屋さんの奥様から電話があり、うめちゃんにプレゼントがあると言う。
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VOL.25 うめちゃんの去勢手術 (出会いから116日)

 去勢手術のため病院へ出発。病院には、昨日のうちに予約を入れてある。
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VOL.26 うめちゃんの元気は私の元気 (出会いから126日)

 とても静かな夜。チッチッチという、鳥の鳴き声のような涼やかな音が耳に響く。
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VOL.27 久しぶりのうめちゃんとパチャさん(出会いから154日)

 久しぶりに実家へ。私の声を聞きつけて、玄関にお出迎えに来てくれた、実家の猫、パチャさん。
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VOL.28 うめちゃん、ごめんね(出会いから159日)

 うめちゃんが、朝から何度もくしゃみをする。窓際で体が冷えたのだろうか。心配なので、病院へ。
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VOL.29 うめちゃんの大脱走(出会いから190日)

 私は、うめちゃんと共に実家で連休を過ごしている。夜、家中をパチャさんと走り回っていたうめちゃん。
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VOL.30 うめちゃん、すねる(出会いから194日)

 すねてる。絶対にすねてる。最近留守にすることが多かった。その間、うめちゃんはひとりでお留守番。
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VOL.31 うめちゃんがくれるしあわせ(出会いから195日)

 事務所の移転が決まった。
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VOL.32 お引越しの準備(出会いから197日)

 仕事の合間をぬって、事務所の移転準備を進めている。
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VOL.33 キャットランならず(出会いから198日)

 引っ越し前の新しい事務所に、うめちゃんを連れて行ってみることにした。
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VOL.34 お引越し前日(出会いから200日)

 うめちゃんは新しい事務所に慣れてくれるだろうかという、大きな不安を抱えたまま、そしてその不安を誰にも告げることができないまま、引っ越しの前日を迎えてしまった
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VOL.35 天袋猫、うめちゃん(出会いから203日)

 うめちゃんは新しい事務所に慣れてくれるだろうかという、大きな不安を抱えたまま、そしてその不安を誰にも告げることができないまま、引っ越しの前日を迎えてしまった
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VOL.36 うめちゃんの寝姿(出会いから225日)

 保護して以来、半年以上もの間を過ごした事務所を後にし、新しい事務所へと越してきたのが1ヶ月ほど前のこと。
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VOL.37 うめちゃんがくれた大切なもの(出会いから232日)

 猫を心から愛してやまないご夫婦が営む、おいしい和食料理のお店がある。
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VOL.38 うめちゃんのトラウマ?(出会いから293日)

 私がうめちゃんと出会ったのは、うめちゃんが、おそらく生後2ヶ月の頃。
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VOL.39 私の一大決心(出会いから416日)

 うめちゃんは、私にとって特別な存在。それは、これから先もきっと変わることはない。
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VOL.40 新しい仲間、ももちゃんとの対面(出会いから417日)

 うめちゃんの新しい仲間、ももちゃんを迎える日。私は、朝から少し緊張している。
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VOL.41 猫さん同志は仲良しになれる!(出会いから420日)

 ももちゃんは新しい環境に慣れてくれるのか、うめちゃんは、ももちゃんと仲良くなれるのか・・・。  ■続きを読む>>



VOL.42 即席キャットラン!(出会いから422日)

 ももちゃんが来てくれて5日目。  ■続きを読む>>



VOL.43 うめちゃんは、ももちゃんのおかあさんがわり(出会いから428日)

 うめちゃんはももちゃんを「可愛がってあげなければならない相手」と思い・・・  ■続きを読む>>



VOL.44 うめちゃんの無償の愛(出会いから433日)

 うめちゃんのことが大好きなももちゃんは、うめちゃんのそばにいるのがいちばん嬉しいらしい。  ■続きを読む>>



VOL.45 のびのびした寝姿(出会いから442日)

 天真爛漫で無邪気、人見知りはいっさいなしのももちゃん。  ■続きを読む>>



VOL.46 ふたりは仲良し(出会いから447日)

 打ち合わせ用のテーブルを隅においやり、うめちゃんとももちゃんのために作った即席キャットランは大活躍。  ■続きを読む>>



VOL.47 病院へ…うめちゃんの吐き気とももちゃんのワクチン(出会いから460日)

 うめちゃんと暮らすようになって以来、毎日欠かさずに行ってきたのがブラッシング。  ■続きを読む>>



VOL.48 ももちゃんの影響力(出会いから469日)

 突然、一年以上も前に買ったおもちゃがあったことを思い出した。  ■続きを読む>>



VOL.49 うめちゃんのやさしさ

 ももちゃんは、相変わらず、男の子であるうめちゃんのおっぱいに顔をうずめ、甘える毎日。  ■続きを読む>>



VOL.50 ももちゃん危うし!

 文房具を買い、購入した物を整理していると、突然ももちゃんが走り出した。  ■続きを読む>>



VOL.51 うめちゃん、ももちゃんの遊び

 うめちゃんも、ももちゃんも私との遊びが好き。  ■続きを読む>>



VOL.52 うめちゃん、ももちゃんのおもちゃ

 まだ、うめちゃんが私のところへ来てくれて間もない頃・・・  ■続きを読む>>



VOL.53 うめちゃんのゴロゴロ、ももちゃんの鼻チュー

 私がベッドにもぐりこむ気配を敏感にキャッチし・・・  ■続きを読む>>



VOL.54 私とうめちゃんとももちゃんの冬の朝

 朝方、つめで髪の毛を梳いてくれる。  ■続きを読む>>



VOL.55 うめちゃんとももちゃんの、いい子、いい子

 一日のうちに何度か、ももちゃんはうめちゃんに「いい子、いい子して」とおねだり。  ■続きを読む>>



VOL.56 うめちゃんの抱っこ

 おそらく生後2ヶ月を迎える頃、マンションのドアの前にやって来て・・・  ■続きを読む>>



VOL.57 お留守番

 「ただいま」と玄関を開けた時、それまでどこにいたとしても、 よっこらしょと起き出して・・・  ■続きを読む>>



VOL.58 ももちゃんの「ミャーオ」

 私が席を立つ。その気配を察して、それまで静かに眠っていたももちゃんが・・・  ■続きを読む>>



VOL.59 すったもんだの水分補給対策

 一年ほど前、うめちゃんのおしっこの回数が増えたような気がして・・・  ■続きを読む>>



VOL.60 おめでとう。ありがとう。

 8月23日はももちゃんの誕生日。  ■続きを読む>>



VOL.61 おしりぷりぷり待ち伏せ攻撃。頭脳戦の運動会。

 ぷりぷり。ぷりりっ。ぷるっ。ぷるぷる。  ■続きを読む>>



VOL.62 10月。 出会いに感謝

 忘れようにも忘れられない光景がある。  ■続きを読む>>



VOL.63 お気に入り場所の不思議

 寒いこの季節になると、うめちゃんが好んで過ごす棚。  ■続きを読む>>



VOL.64 おいしい、おいしいの時間

 うめちゃん、ももちゃんのための手作り食をはじめて8ヶ月になる。  ■続きを読む>>



VOL.65 猫さんたちみんなに、心からありがとう

 その昔、たまと名付けた茶トラの猫を病気で亡くした。  ■続きを読む>>