うめちゃんと私の静かな夜がふけていく。
私がベッドに入るまで、私のあとをついて歩き、「先に寝ていいんだよ」と声をかけると、その場で立ち止まり「別に待ってるわけじゃないよ」と言わんばかりに毛づくろいをはじめる。
そのタイミングが何ともおかしい。
まるで、照れくささをごまかしているかのようで、とても面白いのだ。
笑い出したいのをこらえながら歩き始めると、また何事もなかったかのように、私のあとをついてくる。
私のそばにいたいと思ってくれること、私に頼りきっていること、私と一緒なら安心だと思っていてくれること…そのすべてが、かわいくて愛おしい。