VOL.19 毛づくろいは照れ隠し?/2003年12月14日・日曜日(出会いから50日)




相棒猫日記
うめちゃんと私の静かな夜がふけていく。
私がベッドに入るまで、私のあとをついて歩き、「先に寝ていいんだよ」と声をかけると、その場で立ち止まり「別に待ってるわけじゃないよ」と言わんばかりに毛づくろいをはじめる。
そのタイミングが何ともおかしい。
まるで、照れくささをごまかしているかのようで、とても面白いのだ。

笑い出したいのをこらえながら歩き始めると、また何事もなかったかのように、私のあとをついてくる。
私のそばにいたいと思ってくれること、私に頼りきっていること、私と一緒なら安心だと思っていてくれること…そのすべてが、かわいくて愛おしい。
相棒猫日記
うめちゃん、待たせてごめんね。さあ、寝よう。
今日も一日楽しく過ごせたことに感謝して。

布団にもぐりこんだ私の足元に、そっと飛び乗り、居心地の良い場所をさがして、ようやく落ち着いたように、今日最後の毛づくろいを始めるうめちゃん。
その気配を感じ、その気配に何とも言えないあたたかさを感じながら、私は幸せをかみしめる。
そして、うめちゃんの毛づくろいが終わる頃、私は気持ちの良い眠りにおちる。






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