VOL.22 うめちゃんと一緒のお正月/2004年1月4日・日曜日(出会いから71日)




相棒猫日記
年末年始は、うめちゃん連れで実家で過ごした。
うめちゃんが、実家のパチャと会うのは、これで3度目。
パチャとうめちゃんは、おいかけっこをしたり、お互いに体をなめ合ったり、思っていた以上に仲良しで、お互いを認めあった様子。

うめちゃんは、パチャがゆっくりお昼寝しているところへ足音もなく近づいて行き、ちょっかいを出しては猫パンチをくらっている。
だが、少しもめげない。パチャがその気になってくれるまで、何度でも遊ぼうと寄っていく。

とうとうパチャがお昼寝をあきらめて毛づくろいをはじめると、間もなくふたりの大運動会が始まる。
タッ、タッ、タッ、タッ。トコトコトコ…。
廊下を走る。階段を登っては降りる。
家中を有効活用しての運動会だ。
そんな時は、ふたりが、どうかケガをしませんようにと願うのみ。

夜、そろそろ眠ろうという時間。
うめちゃんはパチャの隣で安心したように眠っているので、うめちゃんの意志を尊重し、好きなようにさせてあげようと、私は一人で部屋に戻る。
念のため、部屋のドアだけは少し開けておくことにした。

夜中、ふと目が覚めると、隣でうめちゃんが寝息をたてている。
いつの間に来たのだろう。ちっとも気が付かなかった。
自分の眠る場所は、私のそばだと思っていてくれるのだろうか。
嬉しくて、でも何となく切なくて、ますますうめちゃんがかわいくて。
胸が痛くなるような愛おしさがこみあげてきた。
…そして今日も、私はうめちゃんと一緒に眠る。
うめちゃん、今日も楽しかったね。明日も楽しい一日にしようね。

ね、うめちゃん。
うめちゃんは、私の布団の上、ゴロゴロと喉をならして毛づくろいを始める。






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