Vol.9
猫さんにとっては、暮らし慣れたお家でのお留守番がいちばんです。
暮らし慣れた場所では堂々としているのに、知らない場所に行くと、途端にシュンとしてしまう人のことを表現するために「二階猫」という言葉があること、ご存じでしょうか。
環境の変化が苦手と言われる猫さんを、よく観察した上での言葉だなぁと思います。
このような表現もある通り、猫さんにとって、環境の変化は、大きな不安であり、大変なストレスです。
環境の変化にデリケートな猫さんにとっては、暮らし慣れた、大好きなお家でのお留守番がいちばんです。
ペットホテルや動物病院など、知らない場所、慣れていない場所にあずけられた場合、ごはんも食べず、おしっこも我慢してしまう猫さん、とても多いです。
たとえ、ペットホテルのスタッフさんや動物病院の看護士さんが、いかに丁寧に、心を尽くしてお世話をしてくださっても、です。
これは、猫さんの習性から考えても、致し方のないこと。しごく当然の反応と言えます。
ケージの中で過ごすことを強いられる場合はもちろんのこと、キャットタワー等が設置してある、猫さん専用の立派な個室を準備してもらったとしても、猫さんの精神的な不安や苦痛が少なくなることはありません。
猫さんは「環境の変化が苦手」 だからです。
暮らし慣れたお家で、いつも使っている器でごはんを食べて、いつもの器で新鮮なお水を飲み、使い慣れたトイレで排泄を済ませる・・・。
猫さんにとっては、
それがいちばん心地良いお留守番です。
ご自宅に赴いて、猫さんのお世話をしてくださるご友人やお知り合い、あるいは、信頼できる、プロのシッターさんにお任せいただくといいかもしれません。
■福猫本舗
猫さんの食と快適暮らしのアドバイザー
ペット食育協会・ペット食育上級指導士 鈴木美由起
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