言葉を替えると気持ちも替わるはず。
先日、キャットシッターとしてご縁をいただいた猫さんのもとにお邪魔させていただいた際のお話を。
※Aさんには了解をいただいています。
「以前、旅行の際、この子(猫さん)をペットホテルに預けたことがあるのだけれど、帰ってからしばらく、のどがガラガラ。ずーっと、なき続けていたようなんです。さらにそれから一週間、口も聞いてくれませんでした」と、Aさん。
ペットホテルでのお留守番の後、すねている猫さんの様子も目に浮かびますし、何とか「すねおくん」から、いつもの猫さんに戻ってもらおうとしていらっしゃるAさんのお姿も目に浮かんで。
猫さんにとっても、Aさんにとっても、大変な事ではあったけれど、何とも素敵なエピソードでもあるなぁと思いました。
素敵だなぁと思ったのは、Aさんの、猫さんが「口を聞いてくれない」という表現。
あぁ、猫さんと『暮らして』いらっしゃるのだなぁと感じたのです。
「猫を飼っている」ではなく
「猫と暮らしている」。
「猫の餌」ではなく
「猫のごはん」。
些細なことと言えば、些細なことではありますが、言葉を少し変えるだけで、猫さんが、愛おしくて、なくてはならない存在なのだという思いが、より強く認識できるのではないかと思っています。
そういう気持ちはきっと、猫さんにも伝わるだろうとも思うのです。
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